【後編】もう、2位はいらない。―南星聖来、ミスヘブン総選挙4度目の正直―

【後編】もう、2位はいらない。―南星聖来、ミスヘブン総選挙4度目の正直―

前編を読む▶︎【前編】業界の外へ、止まらない野望―南星聖来が語る2026年の”これまで”と”これから”―

「2位でもすごい」この言葉をどれだけ受けても、彼女は全く満足していない。南星聖来さんは、2年連続準グランプリという結果を褒められたいと思っていない。慰めも要らない。ただグランプリを一緒に獲りにいってほしい——。今年のミスヘブン総選挙は、そういう戦いだ。


豆大福:青春って言ったら、ミスヘブンが一番青春だったりするんですか?

聖来さん:ですね!言い方悪いんですけど、去年多分社長らもそんなに熱くなかったんですよ(笑)。私らに対してそんなに熱くなかったと思う(笑)。「ここまでやってたらいけるやろ」みたい感じで。私もめっちゃ頑張ったし。でも、今のこのみんなの熱量がだんだん上がっていく感じがいいんです。「またやってるわ」って感じじゃなくて。でも私が少しでもサボってたら「またやってるわ」ってなるんやろうなって思ってて。恒例じゃないけど「まあ聖来押しとけば面白いところまでいくやろ」みたいな空気じゃなくて。「来年頑張ろう」ってだんだん熱量が上がっていく感じが好きなんですよね。

豆大福:部活とかに近い感覚ですよね。

聖来さん:そうそう、それがすごく楽しくて。去年終わった瞬間から、社長の熱量も去年より上がってくれてると思うんで、それも楽しいです。

豆大福:去年の選挙期間中は「結果に関わらず今回で最後」って言ってましたよね。でも熱量が上がっていくのを感じたから、もう一回やりたくなったんですか?

聖来さん:それもあるし、結局やっぱり1位を諦めれなかったんですよね。みんなでやった青春が楽しくて、「もう一回、来年1位を目指せる」って。もし去年1位を獲ってたら、もう一回はできてないじゃないですか。だから「もう一回1位を目指せるんや」ってなったら、去年の期間中はめっちゃ嫌だったんですけど、「楽しいかもしれへん」って思って。

豆大福:正直2年連続準グランプリって、もう十分すぎる青春の”結果”に感じる部分もあって。

聖来さん:(笑)例えば高校の部活も3年間あるけど1・2年生って全然出れない、スタンドにいるじゃないですか。私はずっとレギュラーで出れてるみたいな感覚で。それが楽しい。

上原社長:「グランプリ以外は負け」っていう感覚にまわりをさせたのは、聖来かなって思うんです。本来、総選挙で2位でも素晴らしい結果なのに。1対1の勝負じゃないから勝ち負けじゃないし、みんな頑張ったでいいはずなのに、「2位でも負け」っていう感覚にさせられた。

聖来さん:満足してないですね。2位に。

豆大福:2位でも十分にすごいのに、ここまで1位にこだわるのって何故なんですか?

聖来さん:去年「1位取れる」ってマジで思ってたんです。あと今までずっと私は2位が多いんですよ。2位で満足というか、「2番手でいい」っていう感覚で。昔メロンガールっていうユニットをやってたんですけど、相方が先に立って、次あたし、みたいな感覚がすごく多くて。名前を並べて書くときも、相方を先に書いて自分を次にする、っていうのが勝手に癖づいてて。2番手のほうが楽っていう感覚なんですよね。それがめっちゃ軽い気持ちでミスヘブンで「1位取りたい」ってブレンダに来て、「ここまで頑張ったらいけるやろ」って感覚でやってたら、パンって2位で。それがすごく悔しかったです。

豆大福:「1位を取ったことがない」ってよく仰ってますよね。僕は勝手に、学生時代から1位を取りたくて取りたくて取れなかったタイプなのかなと思ってたんですけど。

聖来さん:いや、違うんですよ。なんとなく「2番手が楽」っていう感じで。1位を目指してはいたんですけど、「1位目指してる」って言えなかった。恥ずかしいから。だから、これだけ「1位になります」って口に出して、死ぬほど努力して、追っかけ続けるのって、本当に初めてなんです。

豆大福:ミスヘブンは他と何が違うんですか?他だって、取れるなら1位を取りたいじゃないですか。でも「取りたいな」と思うのと、今の取り組み方はちょっと違う。ミスヘブンの1位にここまで固執するのは、何がそんなに違うんでしょう。

聖来さん:えー、何やろう。まずブレンダはみんな1位っていうイメージで。まりてんさん、天野リリスさん、一発でパンって1位を取ってるイメージなんですよ。「ブレンダが押した女の子は1位じゃないとあかん」っていう勝手なイメージがあって、そうじゃないと恥ずかしい。ここまでみんなの期待や熱量、妬みや羨みも全部背負って、1位になれへんかったら意味ないよねっていうプライドもあります。ブレンダとお客様を掛け合わせて1位を目指せるものが何かっていったら、それがミスヘブンやった。みんなで取れるのがミスヘブンだったっていう。私が特技としてお仕事でやってることが、ミスヘブン総選挙に繋がるんです。

豆大福:こうして聞いてると青春への欲求が強烈にあるんですね。

聖来さん:ほんまに強烈にあると思う(笑)。この仕事でこんなに楽しめると思ってなくて、ずっと後ろめたい仕事だと思ってたから。でも、私がこうやって顔を出してニコニコしてることで、「風俗ってちょっと……いいか悪いかは置いといて、楽しいんや」「ちょっとイメージ変わった」って言われるのが、やっぱり好きだったりするんですよ。お客さんがいて、みんながいて、私が青春に生きれる場所がここやったんで。

豆大福:今年ミスヘブンでグランプリを取ったら、一緒に青春した仲間と何かやりたいことはありますか?

聖来さん:えー、何しよう。みんなとは、常に楽しいことしようって、いつもみんなで飲み会とかやってるんで。何しよっかな……みんなを旅行に連れて行こうかな。キャンプとかやりたいし、バスツアーもしたい。みんなでどこか出かけたいんですよね。それも青春っぽいじゃないですか(笑)。

豆大福:2026年前半がもう終わりましたけど、ここからの意気込みは?やっぱり総選挙ですか?

聖来さん:ですね!去年終わってから、一人でずっと総選挙をやってるんですよ。普通、総選挙が終わったら休むじゃないですか。私は休まずにこの半年来たんで。総選挙期間を1年半ぐらいずっとやってる感じで。マジでずっとやってます。

豆大福:最後にアインズプレスの読者に一言お願いします

聖来さん:モデルプレスくらいになるように豆大福さん(ライター)が頑張るんでよろしくお願いします(笑)


「2位でもすごい」——その言葉を、彼女に向けてはいけない。南星聖来さんは、1位しか見ていない。去年終わった瞬間から休まず、1年半ずっと一人で総選挙をやり続けてきた人間が言う「今年こそグランプリ」は重みが違う。あとはただ、全員が一緒に走るだけでいい。

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豆大福
ライター

豆大福

甘党ですが和菓子は苦手です
ちなみに豆が食べれません